12月1日、亡くなったチビ太に、
アニマルコミュニケーションをしてもらった。
ちびちゃんが亡くなったのは今年の9月12日。
アニコミが受けられるのは四十九日を過ぎてから、らしいので、
それを待った。
12日の朝、ちょっと体調が悪そう、と思って病院を予約しようとしたら、
午前中はいっぱいで、夕方の遅い時間しか取れなかった。
自分に予定もあったので、仕方ないかと夕方になってから病院に連れていき、
最初の血液検査で「かなりの貧血です。よくこれで生きてるな、というくらいです」と医者に言われた。
「えっ?!」
「危険な状態です」と治療室に連れていかれ、
しばらくして呼ばれて中に入っていくと、
そこには、瞳孔が開いて、舌も出たままで呼吸が激しくなって急変したちびちゃんが横たわっていて、
入院も難しい状況だと言われた。
連れて帰ることにして、会計を待っている最中、
私は全身がガタガタと音が出るくらい震えた。
必死に神様に助けてって心の中で何度も何度も叫んだ。
主人にもお願いした。
だけど、その頃には
ちびちゃんは心肺停止になっていたらしく、
私が再度呼ばれた時は、もう、心肺停止から10分近くたっていたらしい。
呼ばれた奥の治療台では、看護師さんがちびちゃんに激しく心臓マッサージを行っていて、
医者は覚醒させる注射を何本も打ち続け、
何が起きているのか解らない中、
私は「ちびちゃん!」と駆け寄って呼んだ。
すると、ちびちゃんの身体が動いた気がした。
「ちびちゃん、解る?ママよ!ちびちゃん!」
身体が動いた気がする。
でも、医者も看護師も注射と心臓マッサージの手を休めなかった。
少し経って、医者が、
「もう心肺停止になって10分以上経ちます。蘇生し続けましたが変化が見られません。
これ以上続けますか?」
と聞いてきた。
ぐちゃぐちゃにつぶれそうなくらい押し続ける心臓マッサージも、
むやみやたらと打ち続ける注射も、
可哀そうすぎて、
「もう結構です」
と答えた。
私のレイキの方が救えたかもしれないのに、
どうしてもっと早く呼んでくれなかったのだろう…、
と思った。
心肺停止して10分も経って呼ぶなんて…。
あれよあれよという間の出来事で、いったい何が起きているのか解らないまま、
変わり果てた姿になったちびちゃんを自宅に連れて帰るため、病院を後にした。
つい数時間前まで、ここに居たちびちゃんの姿を、
リビングのあちらこちらに感じた。
ちびちゃんの子供たちは、
…そういえば、朝に、代わる代わるちびちゃんに近づいて頭をこすりつけていた。
しんどそうにしているちびちゃんを励ましていたのか、
最後の挨拶だったのか?
化粧箱の中に横たわったちびちゃんを、
みんなは時間をかけて順番にそっとのぞき込みにきた。
ライバルのように対抗していたぶらぶら、
いつもべったりとくっついていたウラン、
ウランとの間に入ったりして空気の読めない風太郎、
みんな困惑しているのが解った。
ぶらぶらは離れたキャットタワーの上からじっと見降ろしていた。
それから二晩、私はちびちゃんに添い寝した。
医者は腸の癌だったのではないか、と言っていた。
なんで気付いてあげなかったのだろう。
そんなになるまで、どうして判らなかったのだろう?
その数日前から、私は苛立ってばかりで、
通り道にちびちゃんが横たわっているのを「邪魔」と叱ったりした。
みんなが我が強くて、私におねだりや文句を言って騒いでいる時は傍に来ないで、
みんなが一通り騒いで落ち着いてから、そっとちびちゃんは私の傍に来ていた。
気付いたらいつも私を遠くから見ていて、でも出しゃばらず、
でも缶詰を開けた時はいつの間にか横に居て、缶の蓋をなめていた。
最初にちびちゃんを保護したときは、後ろ足の左側が、野良犬に噛まれたか何かで壊死しかかっていた。
まだ生後2か月くらいだった。
その後遺症で、左の後ろ脚は歪んでしまい、少しびっこをひいていた。
ウンチも綺麗にできないことが多く、よくお尻の周りは汚くなっていたので、私が拭いていた。
しっぽが少し短くて、太くて先が丸かった。
キジ柄で、背中のたてがみが真っ黒でかっこよかった。
毛並みがつやつやしていて、たまに行く病院の看護師さんに、よく褒められていた。
冷たく、硬くなったちびちゃんの身体を撫でながら、
「ママはちびちゃんの短くて丸い尻尾も、曲がった後ろ足も、背中の黒い毛も、みんな大好きだったよ」って言った。
すると、シャラン✨✨って身体が反応した。
ちびちゃんの身体全体が光ったというか、
何か反応があった。
喜んだの?
ちびちゃん…
でも目の前のちびちゃんはやっぱり冷たくなって動かない。
あ~~、どうしてこんなになるまで気付いてあげられなかったんだろう…。
なんでこんなことに…。
予約が取れなかっても、午前中に病院に連れて行ってれば、まだ輸血もできて、数日でも数時間でも、生きていられたかもしれない。
最期は私の腕の中で看取れたかもしれない…。
後悔と反省と無力と虚しさで、
泣いても泣いても涙が止まらなかった。
亡くなる朝に、抱き上げて、膝の上で背中を撫でながら、
もしかしたら、ちびちゃんが一番長生きするかもね…って、
早く元気出そうね~って言っていたのに。
ちびちゃん……
ごめんね。ごめんね。
(つづく)
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